チェコに行ってきました

12月の22~25日の期間でドイツのベルリン、ドレスデンそしてチェコプラハに行ってきました。特にその中でもプラハが美しかったのでそれについて書きます。

 

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Prague from Old Town Bridge Tower

 

まずは街並みがとても綺麗。中欧・東欧の国にまだ行ったことが無かったので、初めて味わう新鮮な風景でした。特にOld Town Bridge Towerから見た、カレル橋やプラハ城の景色は圧巻の一言。いままで11ヵ国を訪れてきましたが、その中で1番の美しさだと思います。

 

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Town

下から見た写真もすごく美しいし可愛い。カラフルですね。狭い路地に古い建物、なんかダイアゴン横町みたいでした。でもクリスマスだからか人が多かった笑。見ておわかりの通りです。夜は少し危なくて、ナイトマーケットがオープンし、大麻がいっぱい売ってます。チェコは合法です。(なんか大麻ビールとかあった。私はもちろんやってません。)そういうことなんですが、まあ普通に注意して歩いていれば何も問題はありません。

 

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Christmas Market

これはプラハのクリスマスマーケットです。プラハは街が美しいので、それとマッチして幻想的な雰囲気を醸し出していました。日本人観光客も多く見られました。クリスマスマーケットはどこも綺麗ですね。世界最古の、ドレスデンのクリスマーケットも行きましたよ。

 

今回は留学先の友達5人との旅行。毎日夜遅くまで(もはや早朝)までトランプ(大富豪とかハーツ←これめっちゃ楽しい)をしてとっても充実した4日間でした。女子の恋愛・結婚観についても聞けたので、恋愛経験の少ない私には勉強になりました笑。しかしそんな中ハプニングも。友達がスマホをバスに忘れてきちゃったんです。初めは日本じゃないしやばいかもなあ・・・となっていましたが、みんなで助け合ってなんとか見つかりました!しかもドイツからチェコへ国をまたいで!ほんとに良かったです。

 

1人旅も好きですが、みんなと旅行に行くのも大好きです。そして良い友達を持てて嬉しいです。これからもたくさん旅行に行きたいのですが、いかんせん奨学金がもらえない・・・。2学期は勉強しろということですかね。でも今日友達に行こうと誘われた、3月のギリシャのロケット花火祭りはなんとかして行きたいと思います。

 

遅めのメリークリスマス。

From Integration to Equality (イベント)

お久しぶりです。大きなテストがあり、その勉強に忙しかったので最近あまり投稿できていませんでした。

 

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at BOZAR

今回はブリュッセルのBOZAR(芸術の施設で、大きなコンサートホールや展示室があります)で行われたイベントで参加してきました。ブリュッセル自由大学のProf. Dr. Ilke Adamによる、移民や難民の社会統合やそれに関する政策に関しての講演でした。

 

その講演の中で特に印象に残ったのは、ヨーロッパにいるアフリカ出身の移民達に対して取られた1つのアンケートです。働く際などに「出身を理由に社会的に差別を受けたことがあるか」という質問で、男性は79%、女性は81%にまで達していました。出席していたアフリカ(国は覚えていません)出身の男性も、「自分は英語もフランス語も流暢に話せるのにアフリカ出身の移民というだけで差別を受けた」と話していました。EUは新しく入ってくる移民・難民に関する制度は整えているものの、現実社会で起こっている倫理的な問題にはあまり目を向けられていないのです。元々宗主国であり、移民・難民が多いベルギーですらこのような問題を抱えているわけなので、他国での状況はよりひどいものとなっています。

 

また現在のスウェーデンでの状況が、今のヨーロッパの現状を特に物語っています。以前はヨーロッパの中でも指折りの、移民・難民に対して寛容な国でした。しかし今は風向きが変わってきており、9月の選挙では反難民で右派のスウェーデン民主党議席数を伸ばしました。かつては偏見を持たれていたこの政党が躍進したのには、やはり現在の福祉、治安に対する国民の懸念があるからだと思います。これまでと同じように多くの移民・難民を受け入れていくとよりその問題が悪化すると考えている人も一定数いるのです。こういった問題はスウェーデンだけでなく他国でも露呈してきています。今年開催されたEUサミットでは、難民か不法移民かを判断する施設を設置することなどで合意がありましたが、移民・難民問題はすぐに再び議論されなければいけないことでしょう。

 

こういった講演に出席してみるのもいいですね。違った観点が得られます。授業とは違い、わざわざ講演をしに来て頂いている訳なので、熱量がすごいです。また、聞きに来ている人達も、ジャーナリストや学生、会社員、アフリカやメキシコからの移民の人達、と本当に多様でした。これからも積極的にいろんなイベントに出てみたいと思います。

 

そして無事に留学期間の延長が決まりました。後期にはより専門的な授業が揃っており、あと半年も好きな事を学ぶ事ができるなんて最高です。認めて頂いた大学の方々、そして何も反対せずに後押ししてくれた両親には本当に感謝しています。留学に来てその中で将来何をしたいのかが徐々に明確になってきているので、残り半年間でそのまだぼやけている夢をはっきりさせられるように頑張ります。

私の住むLeuvenという街

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the view from the Bibliotheek

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my residence


ベルギーについてですが、まずは私が現在住んでいるLeuvenという街から。

 

Leuvenは、首都のBrusselsから電車で2~30分ほどのオランダ語圏の小さな街です。しかし、小さいにしては人口が多く人口密度が高いので、実際住んでみるととても賑やかな街です。

 

この街の大きな特徴は、とても学生が多い事。なぜならそう、我らがKU Leuvenがあるから。「学生の街」でもあるので、若い人が多く街は活気に満ちあふれています。大学についてはまた詳しく書きますね。

 

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the Brewery of Stella Artois

そして、、、、、ベルギービールの工場もあります!

いや、ベルギーなんてどこにでもビール工場あるんやろ?って思った人もいますよね。もちろんそれは事実として否定できませんが、ここ実は、ビール世界最大手ABインベブの本社があるんです。この小さな街にあるなんて凄いですよね。この写真は銘柄の1つ、Stella Artoisの工場。大学のオリエンテーションで工場見学もさせてもらいました。ビールの香りで満ちていて、私には至福のひとときでした。

 

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Begijnhof

あと、これは私も来るまで知らなかったのですが、LeuvenにはBegijnhof(スペル難っ笑)という世界遺産があります。しかも場所はなんと住んでいる寮の周りでした笑。これらは、中世に建てられた修道院と住居です。住居には今も人が住んでいるというからそれもまた驚きでした。こじんまりした街だけど、こういった歴史を感じられる所がしっかりと残っている所もまた魅力ですね。しかしながらLeuvenは第1次世界大戦による戦火で失われた建造物も多くあり、その後に再建されたものもあるので、全てがそのままの状態で残っているというわけではありません。

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Old Town Hall Christmas style

ざっくり説明するとこんな感じですかね。正直見所は少ないです笑。ただとても住みやすい。そして店が多くて基本何でも揃うし便利。日本の食材なんかも買えちゃいます。少し出れば自然もいっぱいあって、リフレッシュもできます。文句を言うとしたら寒さと天気ですね。これらはこの街だけでなくベルギー全土に言えることなんですが、とにかく気候が悪い!笑 

 

今回普段の生活は書きませんでしたが、それらはまた別で細かく載せていきたいと考えています。

 

12月に入り、ヨーロッパはクリスマス一色で、各地ではクリスマスマーケットが開催されています。今月はテストも旅行も控えているので、体調には十分気をつけながらこの寒く厳しいベルギーの冬を乗り切りたいと思います。

オーストラリアでの経験

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Kangaroo


遡ること高校1年生。夏休みに高校の語学研修(語学研修という名の観光)で、オーストラリアのブリスベンに2週間行ってきました。その時のホームステイ出会った家族が、私の興味に変化を与えました。

 

出発当日、直行便でゴールドコーストまで飛ぶ予定だったのですが、さすが海外のLCC。トラブルで次の日の出発になりました。初めての海外だったので正直ほんとに怖かったです。次の日無事現地に到着したのですが、それがまた夜。オーストラリアと言えど夜は真っ暗でした。

 

そしてついにホームステイ先の家族とご対面。私はその時、驚きました。当時私は、オーストラリアには欧米系オーストラリア人ばかりだと思っていたので、アジア系の人達が来たときに衝撃を受けました。あーこれが海外なんだと。海外に来たなと。今まで日本という狭いコミュニティで育ってきた人間には驚きの光景でした。

 

彼らはスリランカからの移民。家族のお父さんやお母さんがオーストラリアに移住してきた頃、当時スリランカは内戦まっただ中だったらしいです。シンハラ人とタミル人の対立ですね。当時の私の知識では彼らにどの民族かを尋ねることができませんでしたが、今考えると食生活や彼らの普段の生活から察するに、彼らはヒンドゥー教徒のタミル人の可能性が高いです。シンハラ人の政府対タミル人の反対勢力という構図でしたが、反対勢力に加担していない一般のタミル人達も被害を受けました。そしてアジア各国や他の地域の国に避難した難民が多く居ます。彼らもその一部だった可能性が高いです。

 

そして人間の国際移動に関する私の興味はここから生まれました。とても優しい家族だったので、なぜこのように素晴らしい心を持った人達が祖国から避難しなければならなかったのか、他に世界ではどのような人の移動が起こっているのだろうか、もっと詳しく知りたいと考えるようになりました。そこから受験勉強を乗り越えて希望の大学に入学し、晴れて自由に勉強が出来るようになった訳ですが、基本的に授業から学び取るのは苦手な性格で、書籍や論文を読んだり記事を探しながら知識を深めていきました。

 

特に東南アジアの経済や労働、そこでの移民の国際移動について興味がありますが、人の国際移動と言っても決して移民や難民だけではありません。留学生である私も国際移動をした内の1人です。その中で、人は何かを求めて移動していると言うことに気付きました。より良い教育を受けるため、より良い職に就くため、危険から避難するため、理由は様々ですが、全てにおいて何かを求めています。早稲田大学のファーラー教授も「『人の移動』は自由の象徴の1つ」、「自由な移動は、すべての人に保証されるべき基本的な人権だ」と述べています。この点に着目して私は東南アジアでの経済・労働問題、移民について勉強してきました。

 

じゃあなぜお前はベルギーで勉強しているんだと言われそうですが、ちゃんと理由があります。それは東南アジアの多くが昔ヨーロッパの国の植民地であった頃に形成された、移動に関する法律や制度の歴史が今の東南アジアでの状況を考察する上で重要だと考えているからです。それを留学先の大学で学ぶことができると知りました。東南アジアではありませんが、ベルギーもまたアフリカ中央部のコンゴに実際植民地を持っていました。そしてもう1つの理由としては、アジア以外の地域に出て、アジアとは異なる地域での現状をこの目で見てみたいと思ったからです。来て正解でした。ベルギーには多くの移民が居ます。昨今の中東の政情不安の中で多くの難民や移民がヨーロッパに流入しています。またそれらに関する議論が活発に為されています。決してそのまま応用するという訳にはいきませんが、ヨーロッパで学ぶ事をどうにか生かしたいと思います。

 

テストも近いので大まかにしか書けませんでしたが、自分の興味分野について理解して頂けたら幸いです。それと環境経済学にも私は興味があるのでそれについても詳しくまた書きたいと思います。

ブログ始めました。(ベルギーより)

 現在、ベルギーの大学に交換留学をしている大学生です。

 

今までInstagramFacebookで近況を伝えてきましたが、自分の考えていることや日々の留学での生活をもっと広く伝えたいと考え、ブログを始めました。

 

留学を終えても、できるだけブログは続けていきたいと考えています。